「近代日本の日記文化と自己表象」第29回研究会(2021年7月24日)で発表。タイトルは「読書傾向調査の系譜 戦時下の読書調査・読書指導・読書日記」。戦時下に活発化していく読書傾向調査の全体像とその系譜について報告。読書傾向調査が図書の推薦・選定や読書会指導、読書日記と結びついて読者の統制に働いていく過程を論じた。
戦時中の読書傾向調査については、具体的な資料として『早稲田大学学生読書調査報告書』を秋に復刻、出版する準備をしている。その解説の大事な部分ともなる。