2015年12月28日月曜日

ジャカルタでの調査

 

インドネシアで一週間ほどの調査。今回はインドネシア国立図書館が貴重書として管理している古い日本語図書の書誌情報作成するため、資料全体にわたっての撮影作業を行った。全体で一四〇〇冊ほどだったが、一九四二、三年の出版物がかなりの多くを占めていた。これだけまとまった量のこの時期の出版物がまとまって保存されているのは本当に珍しい。数日間かよってすべて書誌情報の撮影を終えた。今回は公文書館の方にも行ってみたが、近代の日本語資料の所蔵はないとのこと。今年のクリスマスは暑いジャカルタ出迎えることに。

2015年11月23日月曜日

国際研究集会を開催

 

11月22日は日本近代文学会の11月例会で、今年は国際研究集会を開催。この二年、運営委員会の側で例会、大会の準備にあたってきたが、今回は会場校側の責任者を兼ねることに。会場校の仕事が何かと細かいことまで含めて大変なことがよく分かった。今回は発表者相互の懇親の場としてティーブレイクの時間と場所を準備。運営理事として準備にあたる主要な例会、大会はこれでようやく終了。忙しい中で一緒に働いてくれた運営委員の方々には本当にお世話になりました。

2015年10月26日月曜日

 金沢で24日、25日と日本近代文学会秋期大会。前日の23日から金沢入り。現在出版の計画を進めている金澤文圃閣に。あわせて倉庫の古書を見せてもらいその場で購入。翌日から金沢大学キャンパスで大会準備に。初日は石川県文教会館で開催。二日目が金沢大学。金沢大学キャンパスは広くて自然がいっぱい。少し標高があるせいか若干紅葉が。



2015年9月26日土曜日

シェムリアップへ移動

プノンペンからシェムリアップへ移動。以前からコンタクトをとっていたEfeo図書館、それにアプサラオーソリティの国際文書センターに。ただ、どこも日本語文献についてはほとんど所蔵、利用はない。ベトナムの場合、Efeoの所蔵資料が残っていたわけだが、カンボジアの場合なわずかな図書類のみ残っていた。

プノンペンでの調査

今週月曜にプノンペン入りして調査。王立プノンペン大学、国立図書館、国立公文書館を回った。けれど日本語文献についてはあまり収穫なし。合間に訪れたキリングフィールドが衝撃。本のことでは色々な人と話したけれどDKはそういう面でも深い爪痕を残すことになったとのこと。

2015年8月30日日曜日

ベトナムでの調査

今年から国文学研究資料館との共同研究となったベトナム社会科学院の蔵書調査が無事終了。今回は大雨にみまわれ、膝上まで浸かりながら移動することも。日中はひたすら調査、夜は皆で飲みに、という日々は本当に充実してて楽しい。

高美書店に資料返却

 高美書店に復刻資料の返却のため松本へ。夜は信州大学のもと同僚と飲みに。冬瓜に対する認識が変化。美味しい。

2015年8月25日火曜日

4学期制への移行

 非常勤先の東大は今年から4学期制になっていたのだが、後期からのためにたすっかり忘れていた。昨年は10月から授業だったが今年は9月10日!から開始という。早めに気づいてよかった。

2015年7月6日月曜日

日文協の大会に

 日文協の大会で奈良女子大に。平城京跡のど真ん中をつっきる電車に戦慄…その後に京都の大谷別廟でお参り、ついでに清水の舞台を初体験。でもそれより大谷廟のお墓が普通にすごかった。

2015年5月31日日曜日

例会の下見

 学会の下見のために清泉女子大学に。暑いさなかにだったが島津山は美しい庭園に大正期にできたという洋館が正面に。この洋館は普通に授業や教授会で、使っているという。

2015年4月16日木曜日

青柳

高田馬場の青柳という飲み屋さんで。
魚が非常においしい。

2015年4月3日金曜日

今年の桜

 今年の桜は早かった。神田川沿いの我が家はこの時期、とても得をしている気持ちになれる。桜のそばに飲食するスペースがあまりない川沿いは、満開の時でも夜になると人通りはわずか。

2015年3月30日月曜日

学科の歓送迎会

月末に国語国文学科での教職員歓送迎会。今年は3名の助手さんがすべて入れ替わるほか、桑原隆先生がご退職、新たに信任の幸田国広先生を迎えることに。お店はirodoriで。昨年教育総合研究所で行った講演会「LGBT問題と教育現場」に来て頂いた杉山文野さんの運営するお店。

2015年3月28日土曜日

五十嵐日記出版のお祝い

 ぎっくり腰、救急車で運ばれて入院、となって途中でなんだかわけの分からなくなってしまった五十嵐日記の出版祝賀会を改めてすることに。お店は一酔万笑で。本は昨年の「日経新聞」の「春秋」欄をはじめ色々なところで取りあげられて、評判は上々。

2015年3月25日水曜日

卒業式と祝賀会

 卒業式、卒業祝賀会。今年の卒業生は、東日本大震災で入学式ができなかった学生達にあたる。祝賀会は落ち着いていてよかった。あまりに騒々しい祝賀会は正直疲れる。お祝いしたい気持ちに違いはないのだが。

2015年3月17日火曜日

留学生向けの講演

 イギリス、中国からの短期留学生を対象にして「Learning from the History of Reading」と題した講演を行った。来たのはロンドン大学教育研究所(IOE)と北京師範大学から迎えた学生達。最終日にはお疲れ会を大学の近くのile des painで。

2015年3月7日土曜日

日本近代文学の翻訳をめぐるワークショップ

 上智大学の河野至恩氏から、ワークショップに呼んで頂いた。Translation and Shared Literary Imagination in the Early Twentieth Centuryにディスカッサントで参加。朝から内容の濃い報告が並び、知らなかったことも数知れず。疲れたけれどためになった一日。

2015年3月6日金曜日

高美書店明治期資料の出版に向けて

 高美書店の明治期資料を刊行する準備を金沢文圃閣と行っている。高美書店から一括して資料をかり出し、信州大学の教室をかりて出版する資料を選ぶ作業を一週間ほどかけて行った。

2015年2月28日土曜日

日本近代文学会運営委員の引き継ぎ

 日本近代文学会の運営委員引き継ぎが月末にあった。任期2年で半数ごとに交代する。今年度で2年の任期があける方々を送り出し、新たな委員を迎えることに。私はまだ1年目で、任期があける2年目委員の人達には本当に助けられた。

2015年2月7日土曜日

「リテラシー史研究」第8号刊行

 今年も『リテラシー史研究』が刊行できた。今回で8号、8年目となる。今回は他大学からの投稿もあったが、もう少し研究会の参加者や執筆者が外に広がっていってほしいという思いも。

 〈論文〉
大城 文美  田村西男、〈笑い〉の方法
        ―明治期の「鼻」言説を手がかりに
柿原 和宏  〈青髭〉という戦略(タクティクス)
        ―江戸川乱歩『蜘蛛男』評価の成立と変遷―
村上 智子  ロシアにおける『憂国』の受容
        ―「革命」のイコンとして―
茂木 謙之介 戦前戦中戦後グラフ雑誌における皇族表象
        ―『アサヒグラフ』の検討から―
〈資料室〉
中野 綾子  雑誌『新若人』について
        ―付・「学徒は如何なるものを読む可きか」
加藤 晴奈・神田 茜・鈴木 里奈・平沼 一翔・和田 敦彦
       早稲田大学図書館所蔵『新若人』総目次
河内 聡子  『五十嵐日記 古書店の原風景』刊行に寄せて

2015年1月11日日曜日

高知へ

 ひさびさに高知へ。連休は避けて移動したので結局成人の日の連休に移動することに。例によって一日は実家で飲み、一日は外で高校の友人と飲み、東京に戻る。今回は兄のうちのネコを見せてもらった。置物のようにかわいい。