2013年10月にベトナムでの調査。1日からベトナムのハノイへ。到着の翌日、午前中に国際交流基金ベトナム日本文化交流センターに向かい、吉岡憲彦さんから日本研究情報の概要をうかがった。午後に、ベトナム国立図書館へ。司書のLe Thi Thu Trangさんの協力を得て、館長のPhan Thi Kim Dzungさんと会合を持ち、同館での日本語蔵書について情報収集。大変あたたかく迎えて頂き、感謝。
3日にベトナム社会科学院へ。ベトナムでは大学は教育の機関としてあり、研究の機関は別にある。ベトナム社会科学院は、その中心的な研究機関。いくつかの研究所がそこに入っており、日本研究は東北アジア研究所が行っている。まずその研究所長のDao Viet Hungさんから聞き取り。
午後には同じくベトナム社会科学院の研究所、社会科学情報研究所へ。この研究所長のホシキさんからは、事前にメールで戦前の日本語蔵書が相当あるということをうかがっていた。実際にそのとおりで、和装本を含めて膨大な蔵書をもっているが、ほとんど研究がなされていないとのこと。同研究の方達と3時間にわたって会議、今後の調査協力のプロジェクトを練っていくこととした。通訳にはNguen Duong Do Quyenさんがあたってくれた。
大学ではベトナム国家大学ハノイ人文社会科学大学と連絡をとっていたが、担当の方が休業中。そのかわりにハノイ外国語大学で聞き取り。また、ハノイ貿易大学にはJICAが支援していたベトナム日本人材協力センターがあり、日本語文献を提供しているとのことだったので訪問、同機関の谷上聖子さんに案内をしてもらい、話をうかがった。
その後、ハノイからホーチミンへ。ホーチミンではホーチミン国家大学人文社会科学大学に向かい、その日本学科でNGUYEN TIEN LUCさんから聞き取り、その後、図書館長のアンさんから日本語蔵書についての詳細をうかがった。
2013年10月31日木曜日
登録:
投稿 (Atom)