2013年11月30日土曜日

インドネシアでの調査

 11月にインドネシアでの調査を実施。1日から調査でジャカルタへ。2日に日本人会、ジャカルタジャパンクラブを訪れ、吉田晋さんから聞き取り。日本人会での調査はここがはじめてだが、それぞれの国と日本との経済関係や、これまでの関係史が色濃くうかがえる日本人会での調査は、日本文献の情報を含めていろいろな意味で参考となることを痛感。
 ただ、調査の疲れがたまっていたためか、この調査を終えた時点で腰痛が悪化、ぎっくり腰状態となってそのままホテルで寝込む。以降まる2日間ベッドから動けず。水だけですごすことに。
5日の火曜、ようやく立てるようになった。この日はインドネシアの祭日。6日は当初の予定通り、インドネシア大学に調査で向かった。


 司書のYeni Budi Rachmanさんと会う予定だったが、急遽仕事が入ったとのことで、必要な情報を文書でもらうとともに、かわりに日本研究所リサーチャーのRohmiatiさんが応対してくれた。これはこれでラッキーだった。Rohmiatiさんはここで日本学を学んできており、先生にあたるSiti Dahsiar Anwarさんを紹介してもらった。Anwarさんは60年代にここで日本学を学んだ第一世代の方で、今もインドネシア大学の役職にあり、この大学の日本研究の歴史に詳しい方だった。



 腰痛をかばいながらの調査で、再発しないよう細心の注意をはらいつつ動く。もともと腰痛にならなければ8日にジョグジャカルタに移動して、ガジャマダ大学を訪問、調査する予定を組んでいたが、断念。
 かわりに、腰痛で寝込んでいた日に訪問予定であったジャカルタ日本文化センターを訪れ、後藤愛さん、司書のスーザンさんから聞き取り。当初の予定では国立図書館に行く予定はなかったが、ジャカルタでの時間があまったのでそこに向かった。これはこれで幸運だった。アポ無しで訪問したのだが、たまたま対応してくれた司書のアナイスさんが貴重書担当、戦中から保存しているかなりの量の日本語図書があることがわかり、直接書庫に入れてもらい、それらを調査することができた。何が吉とでるか、本当にわからない。