2020年12月6日日曜日

コロナ禍での来日、調査

カリフォルニア大学サンディエゴ校から、訪問研究者として受け入れることとなったシャノン・ウェルチさん。コロナ禍のなか、ようやく来日が実現、とはいえ入国して2週間の隔離期間があり、ようやく大学へ。移民資料を調べたいとのこと、今はこうした調査が難しい時期ではあるけれどもできるだけ協力したい。



2020年11月30日月曜日

日本近代文学会、11月例会で報告

日本近代文学会の春季大会から延期されていた以下のシンポジウムがオンラインで開催された。オンラインでの開催環境を整えてくれた学会事務局に感謝したい。


研究リソースの可能性を拓く――『榛葉英治日記』調査から――

和田敦彦、田中祐介、中野綾子、河内聡子 (ディスカッサント)康潤伊


早稲田大学図書館に許可をもらったうえで、休憩時間を使ってミニ展示「榛葉英治日記」を行うことにした。こういう感じで、実際には展示動画を流す形をとった。



2020年11月25日水曜日

小石川植物園

 さほど遠くないのに行ったことがなかった小石川植物園。時期的にはなやかな時期というわけではなかったが、広々とした敷地の大木を何となく見て回っているだけで気持ちが晴れる。



2020年11月23日月曜日

早稲田大学国語教育学会、オンラインで開催

 早稲田大学国語教育学会の活動、2020年は4月の例会、そして6月の大会が中止、延期となっていた。4月の自由発表で発表を予定していた発表者に、例年11月に行っている学生研究発表会とあわせてオンラインで開催。朝から13本の発表があった。オンラインの学会開催の利点の一つとして、参加の容易さ、気軽さがある。

プログラムはこちらのページからダウンロード可能。

今回は学部生の授業でも紹介して、学部生にも積極的に参加してもらうことにした。好きな時間に、聞いてみたい報告を聞いてみるという形。

2020年10月28日水曜日

ベトナムでの国際会議

 10月26日、27日とベトナム社会科学院で、これまで調査してきた日本語資料についての国際会議「ベトナム社会科学院社会科学図書館和古書コレクション(フランス極東学院旧蔵書) その課題と可能性」が開催された。プログラムはリンクの通り。

同時通訳を入れ、海外からのオンライン参加と現地会場での参加者とによるハイブリッド型の国際会議となった。開催機関側もはじめての試みで、実施までにいくどか会議のテストを行ってきた。テスト時には何かと問題も多かったが、いざ本番では特に問題もなくすべての報告が無事なされた。

オンライン会議は国際会議の開催には強力なツールになるのは間違いないが、ベトナムに行きたかったねと皆ぼやいていた。



2020年10月24日土曜日

日本学術会議に関する声明

早稲田大学教育・総合学術院では、学術院長から声明を出すことで合意、声明が公開された。

日本学術会議の新会員任命拒否について

2020年10月20日火曜日

2020年10月2日金曜日

教育総合研究所

教育総合研究所の所長にあたることになり、挨拶文などを公開。写真がなかったのでその日の朝に自撮りで写真を作成。少しでも研究所の役に立てるよう活動できれば。



2020年9月27日日曜日

日本近代文学会11月例会にむけて

日本近代文学会の11月例会でオンラインでシンポジウムを開催することとなった。以前から調査している榛葉英治日記についての研究成果を「研究リソースの可能性を拓く 『榛葉英治日記』調査から」として報告する予定。もともと春の大会での発表の予定だったが、コロナ禍で延期となっていた。

発表の詳細はこちら


2020年9月21日月曜日

子供達と

 久しぶりに友人が子供をつれてうちにやってくるということで、準備。栗と枝豆のキッシュを作ろうとはじめて栗を焼く。ひさしぶりに賑やかな一日でした。また気軽に集まれるようになればとと願いつつ。



2020年8月31日月曜日

『読書の歴史を問う』改訂増補版

 『読書の歴史を問う』改訂増補版を文学通信から刊行。自身でもいろいろなところで講義等で実際に使うことが多かったので、内容を常日頃からアップデートしたかった。ようやく新版が刊行。新たに書き加えた節もいくつかあり、最近の自身の研究や調査なども生かせました。


出版社のサイトであとがきの全文を公開中です。

2020年8月24日月曜日

土崎へ調査で

 秋田市土崎図書館で調査。前回のあきた文学資料館に訪れた折には、土崎市図書館の種蒔く人資料室に行くことができなかった。今回は事前に連絡、調整して、感染症への配慮をもって一般利用者のいない休館日に訪問させて頂くことになった。



2020年8月18日火曜日

誕生日

 誕生日ということでチームボーダーレスお台場につれていってもらった。中で自由に写真をとることができてなかなか楽しめる。実家の両親に写真を送ってあげたのだが、いったい何なのか説明するのが難しい。


55才になりました。



2020年7月25日土曜日

あきた文学資料館で調査

 小牧近江に関する資料を見せてもらいに秋田のあきた文学資料館に調査に入れて頂いた。早稲田の教育学研究科に来られている石塚政吾氏に協力してもらい、文学館にいろいろ便宜をはかって頂いた。むろん大学で会議や授業はオンライン化しており、感染の防止についても気を付けているむね説明し、自身でもできるだけ配慮しつつ訪問。宿泊先の前に蓮の花がたくさん咲いていました。






2020年7月19日日曜日

トキワ荘マンガミュージアムへ

 トキワ荘マンガミュージアムへ。予約制となっていたが、早くから予約したからか比較的簡単に予約できた。資料館も充実していて楽しめる。市川準の「トキワ荘の青春」を思わずまた見てしまった。



2020年6月4日木曜日

『城壁』復刊と特設サイト

研究会の榛葉英治日記調査に関連して、彼の小説『城壁』を復刊することとなった。南京事件を描いた小説で、刊行にあわせ、出版元の文学通信が、特設サイトの公開を開始。



『城壁』の今回の復刊に付した解説も全文、サイトに転載。
また、刊行にあわせて、調査に参加したメンバーによるリレー・エッセーも同サイトで掲載されていく予定。


2020年5月16日土曜日

The Edinburgh History of Reading 刊行


 エディンバラ大学出版『読書文化史』1~4巻がイギリスで刊行。現在は以下のサイトで販売されている。

https://edinburghuniversitypress.com/book-the-edinburgh-history-of-reading-hb-19544.html

 このうちの一冊に拙論が収録された。『英国労働階級の知的生活』の著者ジョナサン・ローズが編者で、Subversive Readersの巻。『揺るがせる読者』とでも訳せばよいのだろうか。訳してくれたのは日本の出版史に詳しいテッド・マック氏。それにしても出るまでが長かった、、、


2020年5月13日水曜日

ようやく授業開始

 今週からようやく授業開始。キャンパスは立ち入り禁止が続いているので、むろんオンラインでの授業。4年生の演習や院生の授業Zoomで行い、3年生の演習はやや人数が多いこともあってムードル上にオンデマンドのコンテンツを作成。



 それにしても図書館の再開が望まれる。大学の場合、キャンパスの立ち入りを禁じると図書館が自動的に利用できなくなってしまう。図書館には物理的にアクセス可能にして、昔のように閉架の出納方式でもよいので再開してほしいのだが、無理だろうか。このままでは人文科学の教育・研究、そして評価や審査まですべてが滞りかねない。
 ことあるごとにぼやいているのだが、図書館は私たちの基本的な人権である知る権利を支えるインフラのはず。できるかぎりの代替手段を皆で考えていく必要がある。ウィルスよりも情報の欠如の方がはるかにこわい。

2020年5月10日日曜日

リテラシー史研究会(オンライン)開催

 研究会をはじめてオンラインで開催。これに先だってメンバーで4月にZoomを利用してのカフェ・ミーティングを試みてみたところ、特に問題なかったので今回の開催となった。ついでに研究会後の懇親会もZoomで行うことに。
 特に問題もなく順調に研究会自体は進められた。むしろ地方の参加者にとっては便利でさえある。むろん対面でできるようになればそれにこしたことはないが、ともかく近況を互いにシェアしあいながら次回のオンライン会議につなげていくこととした。



 また、5月に予定していた日本近代文学会春季大会でのパネルは、大会中止によって延期することとなった。

2020年4月1日水曜日

新入生の皆様


入学式も中止、というわけで新入生へのメッセージです。

ご入学、おめでとうございます。本当なら皆さんと対面でお話しできればよいですが、それもままなりません。自粛や中止の風潮に、後ろ向きの気持ちになっている人もいるでしょう。ただ、「やらない」ことをなんでも「できない」ことに置き換えないようにしてください。できないことの中には工夫やアイディアでできることはたくさんあります。それを工夫して、考えたり、試したりするのも楽しいですよ。国や人がどんどん内にこもっていくこういうときにこそ、言葉やその教育がもっとも大事になってきます。思い込みや日々の情報に安易に流されることなく、したたかで、しなやかな知を、国語国文学科で身につけていってください。



写真はいまの神田川の桜、見る人はいないけれどみごとに咲いている。今の皆さんみたいですね。

2020年3月25日水曜日

卒業生の皆様へ



卒業式が中止となったため、以下、卒業生へのお祝いの言葉を送らせて頂きます。

皆さん、ご卒業おめでとうございます。賢明な皆さんのことですから、ここ数ヶ月、おそらくはウィルスよりも恐ろしく思い、そして心を痛めたのはむしろ買い占めや偏見、差別、恐怖やあせりにかられた信じがたい人々の言動や行動だったのではないでしょうか。言葉、表現を四年間学んできた皆さんであれば、それをはっきりと感じとることができるでしょうし、また、それを越えていくことができるのが、この学科を卒業した皆さんなのだと信じています。ご卒業の皆さんのご健康とご活躍を心よりお祈りしています。また会いましょう。

2020年3月23日月曜日

Zoom講習会



研究会をしていくうえでオンラインでも可能なようにとZoomの講習会に参加してみた。土曜の午前だったので実はうっかり忘れていて1時間遅れて参加するも懇切丁寧に教えて頂いた。スカイプなどと違って会議やレクチャーなどに使いやすいように作られており、安定性も高いのでなかなか使い勝手がよい。

2020年3月16日月曜日

偶然それぞれに別のところから本型のお菓子を頂いた。そんなに本好きのように思われているのだろうか。好きだけど。


2020年3月8日日曜日

研究会を延期

それほど大人数で開催しているわけでもない研究会なので、開催できるかと思ってはいたが、大学での研究会や集まりはできるだけ自粛することとなり、研究会も延期。そういえば昨年もちょうど台風と重なって一度中止に。ただ今回はこの先がどうなるかが見通せない。

2020年2月25日火曜日

『リテラシー史研究』第13号を刊行



今年も『リテラシー史研究』を無事刊行。13号となる。昨年の後半は8、9月とブラジルで、10月に台湾、11月にシンポジウムとかなりあわただしかったので、出せるかどうかやや不安であったけれど、原稿を投稿してくださった方もあり、出せてよかった。

目次は以下のとおり。

〈論文〉
河内聡子 如来寺蔵『雑誌抜粋』に見る近代メディアの受容と利用 明治期における仏教知の再編をめぐって
出木良輔 「有島事件」と教育メディア 有島武郎像の生成と転回
和田敦彦 サンパウロ遠藤書店刊行『文化』の位置 付・総目次
〈資料室〉
和田敦彦 『東亜文化圏』の対外文化政策
『東亜文化圏』調査グループ 『東亜文化圏』総目次
リテラシー史研究会 『榛葉英治日記』調査経過

2020年2月15日土曜日

京都大学へ集中講義に



 新型コロナウィルスが広がりをみせ、どこも色々な影響を受けているなか、京都大学へ集中講義で。過去の京都は観光客でいつもにぎやかだったが、今回は静かな京都。京都大学の近くの施設で泊めて頂いていたのだが、静かながら気の利いたお店や古書店もあり、過ごしやすかった。
 また、3日間の集中講義は当初はやや疲れるかなとも思ってはいたが、少人数で話合いながらなごやかに講義ができ、楽しい体験となった。図書館情報学だけでなく、メディア文化論の院生も参加してくれており、私の方も勉強になった。

2020年1月26日日曜日

卒業論文合同報告会 打ち上げ

今年は4年生の卒業論文の報告会を、3年生のプレゼミと合同ではじめてやってみた。たまたま、4年生のゼミの次の時間が3年生のゼミであったことも調整しやすかった。機会としてはとてもよかったと思うけれど、最初とあって、発表者側にとまどいも。つまり3年生に何を伝えるかに重点をおくか、卒論の内容の紹介に重点をおくかでだいぶ報告が違ってくる。
報告会のあとは4年生は打ち上げとなりました。お疲れ様でした。