2008年9月22日月曜日

ラトランド再び


9月19日 ボストンからラトランドへラトランドのタトル出版に二度目の調査。タトル出版は日本に関する英語の書籍ではもっとも知られた出版社といっていい。そのルーツは第二次大戦直後、占領期の日本にある。前回は出版社の業務文書が中心だったが、今回は刊行資料や、長年勤められていたMayo氏の寄贈資料を見せて頂いた。ボストンからラトランドへの道は遠いが、時間を感じさせないほどの景色。いつもその風景の透明感で心が苦しいほど。写真はキチの渓谷。すでに紅葉もはじまっていた。

2008年9月9日火曜日

日大との合同研究会


9月の7日、近代の日本文学を研究する早稲田の院生達と、日本大学で日本文学を研究する院生達とで、合同の研究会を行った。この試みは昨年から始まっている。専門的に学ぶ院生達には、できるだけ自分たちの大学以外の教員、院生達と交流して欲しいと思っていた。ともすれば閉鎖的、内向きになりがちな問題意識を外側から見つめる刺激的な機会にしてゆければ。

2008年9月5日金曜日

長野の県立図書館へ


9月3日 長野県立図書館での調査県立長野図書館で、地域の出版史に関係する情報収集。ここにあるデジタル版の信毎新聞のデータベースは明治期からの記事検索に対応しているので非常に便利。このデジタル版は国立国会図書館も所蔵しているが、行ってすぐに使えるような状態で提供されているとはいいがたい。各地の地域新聞が、このようにデジタル化されて多くの人たちがそれに接するようになれば、私たちのこれまでの歴史や地域に対するとらえ方や考え方も大きくかわってくるはずなのだが。