『リテラシー史研究』14号が刊行された。今回は11本。英文論文を含めてすべて横書きの投稿だったため、今回から全体を横組み、左綴じの形に変えた。
目次は以下の通り。
大岡響子 植民地台湾における内地刊行雑誌の受容に関する一考察 『赤い鳥』読者会員名簿を手掛かりに
伊藤遼太郎 『陣中倶楽部』における国策落語
中野綾子 陸軍恤兵部発行『陣中倶楽部』総目次および解題
〈国際会議報告〉
ベトナム社会科学院社会科学図書館和古書コレクション(フランス極東学院旧蔵書) その課題と可能性
和田敦彦 所蔵資料の多面性 戦前、戦中の日本の文化外交政策との関わりから
渡辺匡一 所蔵資料の蔵書構成 古典資料の収集方針について
Christophe Marquet The Hanoi French School of Asian Studies(EFEO) Library Collection of Japanese Books from the Edo and Meiji Periods: Perspectives on its Creation and its Relevance to the History of Artistic Heritage Studies
中野綾子 所蔵資料からみる日本研究の様相 洋装本の日本十進分類法(NDC)での分類から
小倉慈司 EFEO 旧蔵資料中の典籍写本調査への期待
ファム・レ・フイ 日本の漢訳大蔵経 忘れられたフランス極東学院の記憶の破片
河内聡子 金永鍵の収集資料の検討
海野圭介 歴史をデジタル化する 所蔵資料への一つのアプローチ