12月4日はゲスナー賞の授賞式。ゲスナーは16世紀の博物学者であり、その収集した資料目録はBibliotheca Universalisをはじめとして多岐にわたり、書誌学の基礎を作った人物として著名。その名を冠したこの賞は、雄勝堂書店が主催しており「目録・索引部門」と「本の本」部門で毎年受賞作を選んでいる。つまり本についての本、書物の目録や書物をめぐる歴史、ドラマを描いた書物が賞の対象となっている。拙著『書物の日米関係』は本の本部門で銀賞を頂いた。関係者の方々には改めて深く感謝したい。
審査にあたってくれた紀田順一郎氏をはじめとして、拙著についての好意的な感想を聞かせてもらえてありがたかった。編集にあたってくれた渦岡さんも来てくれた。また報を聞いて駆けつけてくれた大学時代の友人(現在は東京書籍の編集長)とも再会できた一日。