8月2日はオープンキャンパスの日。「書物の運命」というテーマで模擬授業を行った。日本文学の研究といえば、しばしば作家や作品研究がイメージされがちだが、書籍の流通や読書環境についてアプローチすることで見えてくることも多い。そのような研究方法の変化に加えて、調査も、一人で図書館で黙々と文学書を読む、というスタイルから、何人かでフィールドワークに出かけ、共同で資料調査をする、といったことも珍しくなくなってきたことを話していた。外に出て、いろいろな場所にでかけて様々な人や思いもよらない資料に出会う楽しみを少しでも伝えられればと思って話をしていた。