2017年2月2日木曜日

『リテラシー史研究』第10号

 『リテラシー史研究』第10号を刊行。目次は以下の通り。たまたまベトナムでの調査に関するものが多いが、基本的には読書や出版環境に関する研究を幅広く載せていきたい。

西尾泰貴 「檸檬」の受容論 教科書掲載を視座として
小関有希 雑誌『社会及国家』解説・総目次 一高・帝大同窓生というネットワーク
渡辺匡一 ベトナム社会科学院藏・旧フランス極東学院日本語資料調査の経過報告 和装本資料群の特徴について
佐野愛子 ベトナム社会科学院所蔵の「異国渡海御朱印帳」、「異国近年御書草案」、「異国御朱印帳」、及び「安南記」、「安南来状」について 
和田敦彦 インドネシア国立図書館の日本文庫 総目録、及び文庫の特徴・課題

2016年12月13日火曜日

早稲田大学図書館のシンポジウム

12日に早稲田大学の中央図書館開館25周年記念シンポジウム「日本における学術出版社と図書館の役割、その未来」に参加。学術出版社や図書館、研究者、それぞれの視点から、今日の学術出版や学術情報流通に関する問題を話し合った。講演して頂いたのは横田カーター啓子氏(ミシガン大学大学院図書館日本学研究司書)、橋元博樹氏(東京大学出版会営業局長)。

2016年11月28日月曜日

広島出張

金曜から土曜にかけて広島稲門教育会へ出張。平和大通りはイルミネーションで彩られていた。日本近代文学会の例会にあたる日で、そちらも参加はしたかったのだが。広島稲門教育会への出張は二度目で、今回はいろいろと有益な情報交換もできた。

2016年11月24日木曜日

国際日本文学研究集会


イタリアの国際シンポジウムで講演の際にお世話になったガラさんが国文学研究資料館の国際日本文学研究集会で研究発表。タイトルは「永井荷風が描いたサウンドスケープ ―昭和初期の作品における音の図象性―」。ひさしぶりの国文学研究資料館。資料館には共同研究でもお世話になっている。

日本力行会120周年

資料の整理、調査に協力してきた日本力行会の120周年記念式典が23日に開催され、出席。同会の力行幼稚園も70周年を迎える。ブラジル力行会会長の岡崎祐三氏が来日しており、移民先で「同化」ということの意味を繰り返し考え続けてきたとの話が印象的だった。

2016年11月7日月曜日

ナポリでの幕末明治シンポジウム

ナポリ東洋大学で開催された国際学会「幕末明治シンポジウム」に参加。講演とパネルディスカッションを行った。講演はチェアをガラ・マリア氏(Gala Maria Follaco)、ディスカッサントをマストランジェロ氏(Matilde Mastrangelo)がつとめる形で、「Tracing the Routes of Book Distributions: A Challenging Approach in Studies of Japanese Literature」と題して行った。二日間にわたる各講演や議論はとても充実しており、刺激的であるとともに楽しく研究者相互に交流できる場だった。


あわせて開催されていたイタリアでの岩倉使節団の展示も案内して頂いた。ナポリ東洋大学と旧市街のスカッパナポリをまわる。

 
 


2016年10月17日月曜日

日本近代文学会 秋季大会

15日、16日と日本近代文学会の秋季大会。福岡大学での開催。地下鉄からほぼ直結のようなキャンパスにモダンな建物。自身も関心を持ち続けて出版流通というテーマ。二次会で行ったお店で、森伊蔵をふつうにボトルで注文できたのは驚き。