2019年7月8日月曜日

白川郷へ、熊と出会う

飛騨高山へ。高山で一泊、レンタカーで白川郷へ。白川郷の合掌造りのうちで一泊。静かな夜。散歩していると蛍がちらほらとんでいました。山が深い。高山への帰りに高速を通らずに「高野聖」の舞台でもある天生峠を通って行った。登山口の駐車場で野生の熊を発見!連れにツーショットをとってもらった。


2019年5月27日月曜日

近代文学会での特集に参加

 26日は日本近代文学会の特集「近代文学研究を縛るもの」のテーマでディスカッサントとして報告。二日続きでそれぞれ別の学会で報告するというのははじめて。むろんディスカッサントなので報告に対するコメントを中心にするという方法もあったが、せっかくなので自身の発表もさせてもらった。前日に扱った戦時下の早稲田大学の「国文学研究の研究」は、研究を何がしばっているのか、を考えるのにとても役立つ情報になると思ったので、それをベースに、私なりに問題提起をしてみることにした。
シンポジウムでは以下の方々からそれぞれの観点で報告を頂いた。打ち合わせも刺激的で楽しかった。

特集 近代文学研究を縛るもの 制度の中の〈正当〉を問う
荒木 優太 在野研究はサークルイズムか?
岩川ありさ 前未来形の文学 「近代文学研究」は誰の生にとって重要であるのか
河野 至恩 「日本語を選び取る」ことと日本語文学 複言語主義から見た近代文学研究と言語

2019年5月26日日曜日

韓国檀国大学校と合同で国際会議

5月25日、韓国・檀国大学校と早稲田大学共同の学術大会「東アジア 知識人文学 国際学術大会」で報告。私は「第二次大戦下早稲田大学の国文学研究 : 変貌する東アジア研究の中で」と題して、おもに国文学研究領域が戦時期に再編されていく過程を論じた。早稲田大学の国文学研究の歴史についてはこれまでにも記述されてきてはいるが、この時期をきちんと調べて論じた研究が空白のまま。戦時期に早稲田大学の国文学領域が果たした役割をできるだけ追ってみた。プログラムへのリンク



2019年4月30日火曜日

戦前ハワイの日本語書店と読者

ハワイ大学のアンドリューと、安里さん夫妻が来日。10年前くらいにオランダで一緒にパネルを行って以来の再会。夫妻は共著で最近ハワイの戦前の日本語書店と読書環境に関する論文(リンク)を発表。公共図書館ではなく書店がコミュニティセンターのような役割を担っていた点や、書店現地の懸賞都々逸といった販売戦略、販売目録など、面白い点を掘り起こしています。
浅草でお昼を一緒に。安里さんは来年早稲田大学に訪問研究者として来られそうとのことで、それも楽しみ。





2019年4月14日日曜日

九州大学に出張

九州大学に博士論文の審査で出張。新しいキャンパスを初めて訪れた。というよりも日本文学研究の人々がそちらに最近引っ越ししたこともはじめて知った次第。山の上部が宇宙基地のように切り取られてその断面に大学があるような感じでした。もともとは古墳のあったところとのことで、建物の最上階はそのための展示施設とのこと。広大な駐車場の向こうに見えるのは有明海。



2019年3月28日木曜日

学科の卒業式

今年も卒業式の時期に。毎年25日だったが、今年は26日に。卒業した皆様、おめでとうございます。


2019年3月24日日曜日

3月の研究会

リテラシー史研究会。今回は発送作業が遅れていたので研究会の日に発送作業を行いました。研究会は榛葉英治日記と、彼が南京事件を扱った『城壁』の読書会。南京事件の表現史のみならず史料面でも榛葉が重要な位置を占めていることが分かる。関連して南京事件関連の研究史も見直していたが、いまだに南京事件を否定する発言が出てきたり、事件を素材にした映画が日本で公開されなかったりと、悲観的な状況をあらためて痛感。