2022年2月1日火曜日

『リテラシー史研究』15号を刊行

  『リテラシー史研究』15号を刊行。この号には私は「大学図書館からうかがえる戦中・占領期の図書没収 『戦時期早稲田大学学生読書調査報告書』刊行補遺」を執筆。早稲田大学図書館の業務文書の調査で見つかった戦時中の図書館の「閲覧禁示図書」リスト、「図書館報告書」や、占領期に文部省から大学に出された「宣伝用刊行物の没収について」等の資料を紹介している。


目次は以下の通り。

須山智裕 慶應義塾図書館蔵・関東軍慰問雑誌『満洲良男』より

和田敦彦 大学図書館文書からうかがえる戦中・占領期の図書没収

 ―『戦時期早稲田大学学生読書調査報告書』刊行補遺―

読書史料調査グループ 戦時期早稲田大学図書館業務文書細目

リテラシー史研究会 ベトナム社会科学院所蔵日本語資料(旧フランス極東学院所蔵資料) ―目録データの補正―

田中祐介 個人文書の研究から「書くことの歴史」を展望する

 ―『無数のひとりが紡ぐ歴史 日記文化から近現代日本を照射する』刊行に際して-