2016年6月30日木曜日

リテラシー史研究発送

『リテラシー史研究』9号の発送作業を行った。いつもは2月に行っているのだが、今年はイタリアに行く直前に出来上がったため、発送作業を行うことができないままに日本を発ってしまった。

今回の目次は以下の通り

第9号
論文
西尾泰貴 「梶井基次郎」作品の受容について
        『檸檬』刊行形態と評価の変遷
岡崎倫子 『東京大空襲をくぐりぬけて
       中村高等女学校執務日誌』編集と展望
和田敦彦 ベトナム社会科学院所蔵・旧フランス極東学院資料
        共同研究と調査の進展
資料室
日本力行会関係資料調査グループ
      永田稠『無名録』(明治三四・三五年)内容目録
中野綾子 年表・日本語書籍の外地流通
        日配を中心として






日本近代文学会の6月例会

学会の運営事務から解放されて、ようやくゆっくり発表をきけるようになった。日本近代文学会の6月例会は将棋と文学というテーマ。一見奇異な組み合わせのようだが、考えてみれば文学研究というのはすべて~と文学で成り立っているし、そのそれぞれで見えてくる問題もある。

2016年6月1日水曜日

ヴェニスから帰国

3ヶ月間教えていたヴェニス国際大学を発つ。期間中ほとんど体長を崩すことはなかったけれど、学務がすべて終わったその日に高熱、2日間ほど寝込んだ。英語での授業は準備が大変だったけれど、この3ヶ月は何より今まで自分が長いことやってきた授業の方法自体の見直しの機会になった。授業で話し合ったり、考えたり、議論したりする喜びを再発見できたのが何よりの収穫。