2021年9月13日月曜日

諜報研究会での報告

 9月11日に諜報研究会でテーマ「南京事件研究の新たな視角」という講演会。毎日新聞社の伊藤絵理子氏は、ご祖父にあたる新聞記者伊藤清六の取材の道程をまとめた著作『清六の戦争』について報告。私の方は「近代文学の中の南京事件 榛葉英治『城壁』の誕生と忘却」と題して一緒に報告させて頂いた。

ただ、質疑、討議の仕方には問題があった。学会、研究会の議論の一番の土台は、発表者や参加者が、互いに情報や知見を提供、共有し合って、互いの研究を発展させていくこと。決して自分の考えや知識の一方的な主張や、逆に相手のそれの否定のみを目的とするものであってはならない。今回は残念なことに議論がこうした方向に行ってしまった。

ただ、特にオンラインの会合では、開催の仕方に応じて多様な領域、立場、背景の人々が参加することが当然起こりうる。こうした土台が共有されない場合が起こる際にどうすべきなのか、考えさせられた。