2017年10月30日月曜日

イタリアから帰国

まもなくイタリアから帰国。名残惜しい。一ヶ月というのは本当にあっという間だった。学生達はとても真面目。図書館で調査をしていると、何か分からないことがあったらいつでも声をかけて下さいと(むろん日本語で)声をかけてくれる学生も。


2017年10月26日木曜日

ナポリへ

ローマ大学での授業が本業なのだが、ナポリ大学で教えているガーラさんの縁で一度ナポリ大学で授業。学生達はとても熱心に聞いてくれました。最近刊行された永井荷風についてのガラさんの著書を頂きました。


2017年10月15日日曜日

ローマは快晴続き

ローマに着いてから毎日が快晴。テルミニ駅の近くの宿舎で、とても便利。キャンパスは歩いて20分くらい。天気もよいのでいつも街を歩き回っていた。ボルゲーゼ公園は歩いていっても20分くらい、広大で人もそれほど多くないのでジョギングや散歩に最適。





2017年10月1日日曜日

ローマ大学へ

ローマ大学サピエンツァへ招聘講師で出張。一ヶ月間で学部の授業は日本語、院生には英語で。昨年ベネチアで3ヶ月間教えていた時に、一度ローマに出かけたことがあったので、ローマは二度目。呼んで頂いたのはローマ大学のマストランジェロ先生。森鴎外の研究者だが研究の幅も広く、前回お目にかかった折りには円朝の著作を頂いた。




2017年9月17日日曜日

リテラシー史研究会

17日はリテラシー史研究会で、榛葉英治日記の翻刻、調査、2回目となる。内容はとても面白いのだが、この日は判読しにくい部分の読み合わせや翻刻ルールの打ち合わせで、内容に踏み込む時間がなかったのが残念。




2017年9月16日土曜日

日記の研究会

研究会「近代日本の日記文化と自己表象」に参加し、服部徹也さん、河西英通さんの話を聞く。河西さんの東北表象に関する研究は以前授業でも使ったことがあった。日記の多様な研究実践は読書の研究とも深く関わるので関心はあるのだがなかなか予定があわず久々の参加。

2017年9月5日火曜日

4年生合宿

山喜旅館4年生の合宿、今回は伊東。小田原や熱海は個人的にもなんどか行ったことがあるが、伊東は考えてみれば初めて。古いけれどもなかなか風情のある旅館で、街も落ち着いていてよい合宿でした。夜はむろん花火。




2017年9月2日土曜日

ベトナムでの調査

27日から1日にかけてベトナムへ。今年は調査とはいえ、奥付部分の撮影を行い、目録作成作業は日本国内で行う、という方式をとったため、ひたすら撮影を続けた4日間。腰痛になりそうな危うい日々だったが、何とか予定どおり皆で完遂。撮影の枚数は1万1千枚を超えた。



2017年8月22日火曜日

日本への返還資料

兵庫県の加東市へ。米国から返還された旧日本軍兵士の遺品についての調査。今から45年程前、私の父親が仲介しており、その当時ニュースで報道されてもいた。返還されたご家庭を無事見つけることができたので、返還資料を見せて頂いた。



2017年8月13日日曜日

ミャンマーでの調査


9日から12日はミャンマーの調査。シンガポールからヤンゴンに向かった。ついでに回ったヤンゴンの寺院はすばらしかったが、各機関の日本語資料所蔵はなかなか厳しい状況にあった。
最初はヤンゴン日本人会で小畠攝治郎氏に話をうかがい、その後、ヤンゴン国立図書館へ。国立図書館は~にも新たにできているが、古い文献はヤンゴンの方に所蔵されているということだったのでヤンゴンの方へ。また、大学ではヤンゴンの外国語大学を訪問し、日本語資料の所蔵調査を行った。


2017年8月10日木曜日

シンガポールでの調査



6日から9日にかけてシンガポール、9日からミャンマーへ12日まで。シンガポールでは、今回は国立図書館を中心とした調査を行った。調査に協力頂いたのはグレイシー・リーさん。13階の貴重書庫に入れて頂いた。ちょうど一般公開はされていなかったが、日本関係の資料展示が作られており、特に第二次大戦前後の貴重な資料の数々を見せて頂くことができた。



2017年8月5日土曜日

オープンキャンパス


オープンキャンパス。昨年に続いて今年も模擬講義を行った。テーマは昨年と同じく
近代の出版文化」に。少しでも関心をもって入学してきてくれる学生がいるとよいけれど。

2017年7月29日土曜日

榛葉英治日記の調査、研究

リテラシー史研究会で行っている調査がいくつか完了し、新たな調査課題を検討していたところ、早稲田大学図書館が新たに新資料として榛葉英治の日記を購入。研究会ではその翻刻や内容の調査を行うことに。榛葉は早稲田出身の直木賞作家で、戦中は満洲の外交部(日本の外務省にあたる)に勤務。戦後引き揚げることとなるが、日記は引き上げた後、1946年からはじまり、亡くなる前年1988年まで33冊。



2017年7月24日月曜日

久々の再会

上海の杉達大学から施小イさんご夫妻がやってきており、親しいメンバーで集まることに。私は大学院生として在籍していた頃、施さんと一緒に学んでいた。もうずいぶん前のことになるが。



2017年7月16日日曜日

学校教育とマンガ

教育最前線講演会『学校教育におけるマンガの可能性を探る』が開催された。漫画家のすがやみつる氏をはじめ、小学校教育から大学まで、教育現場での体験をもとに漫画と教育実践の話が聞けた。漫画についてはどう使うか、というよりも何を使うかがやはり大きな課題か。

2017年7月9日日曜日

野球観戦

野球観戦 野球観戦に誘われたので神宮球場へ。早稻田にいたのに恥ずかしながらはじめての神宮球場。選手との距離が近いので驚いた。今年もカープが強い。

2017年7月4日火曜日

大学院での読書会

大学院のゼミでは、年に2回ほど最近出た研究書をもとに、著者を招いての読書会を行っている。今回は『「文芸復興」の系譜学』で、著者の平浩一さんに来てもらった。後期には『自然主義とセクシュアリティ』で光石亜由美さんに来て頂く予定。

2017年6月23日金曜日

国立国会図書館関西館での報告

 国会図書館関西館へ。東南アジア地域での日本語資料所蔵状況について、報告してほしいとのことだったので、その報告に。関西館は初めてだったので施設には興味津々。書庫内も案内して頂きました。隣ではさらに規模を拡大するための工事が着々と進んでいました。




2017年6月5日月曜日

博士論文公開発表会

甲斐伊織さんの博士論文公開発表会。審査員として参加、無事終了しての打ち上げの席で。甲斐さんは以前、高美書店の国定教科書資料の調査に参加してくれたことがあり、ゼミにもよく顔を出してくれました。

2017年6月1日木曜日

『明治期書店文書 信州・高美書店の近代』刊行開始

長野県高美書店に保存されている明治期の書店資料を整理してきたが、その資料集が金沢文圃閣より刊行開始。第一期の1、2巻が刊行された。3期、全5巻(6冊)からなる資料集。明治時代の書店、出版社の書簡を含む一次資料を多数収録している。この種の一次資料の集成はきわめて少ない。

2017年2月2日木曜日

『リテラシー史研究』第10号

 『リテラシー史研究』第10号を刊行。目次は以下の通り。たまたまベトナムでの調査に関するものが多いが、基本的には読書や出版環境に関する研究を幅広く載せていきたい。

西尾泰貴 「檸檬」の受容論 教科書掲載を視座として
小関有希 雑誌『社会及国家』解説・総目次 一高・帝大同窓生というネットワーク
渡辺匡一 ベトナム社会科学院藏・旧フランス極東学院日本語資料調査の経過報告 和装本資料群の特徴について
佐野愛子 ベトナム社会科学院所蔵の「異国渡海御朱印帳」、「異国近年御書草案」、「異国御朱印帳」、及び「安南記」、「安南来状」について 
和田敦彦 インドネシア国立図書館の日本文庫 総目録、及び文庫の特徴・課題