2025年6月25日水曜日

「個人向けデジタル化資料送信サービス(個人送信)」についての要望書

日本近代文学会の理事会が、国立国会図書館が行っている「個人向けデジタル化資料送信サービス(個人送信)」が海外在住者にも開放されるよう、要望書を提出。同会のサイトで要望書を公開している。海外の日本研究者、研究機関の環境を大きく改善してくれるこのサービスの拡充、開放が少しでも前進すればと思う。

2025年6月19日木曜日

シドニー大学での調査

メルボルン大学と同様、歴史の古い大学なので校舎を見に観光客も多く訪れる。大学のFisher図書館で担当のエミリーさんに話をうかがった。ただ、この職についたばかりということで、図書館の日本語資料についての古い時期の報告書類についてはいまだ調査中。大学関係の文書についてはアーカイブズが電子化に力を入れてきたようで、かなり充実している。



シドニーには国際交流基金の図書室もあるので、そちらにも調査に。長く司書をされている矢田さんから話をうかがうとともに、主に基金のオーストラリア国内図書館の支援に関する資料を収集。空港と町が近いうえに電車もクレジットカードのタッチのみ、という感じでずいぶん移動が楽で助かった。


2025年6月13日金曜日

メルボルン大学での調査

メルボルン大学のBaillieu図書館での調査。メルボルンではもっとも古い大学で、1853年の創設。日本語図書についても東アジア図書館が活動してきた。歴史のある大学だからか大学アーカイブズがかなりしっかりしており、文書も数多く探すことができた。何より、東アジア図書館が過去の業務文書を5箱、まるまる保管しており、大変助かった。また来て、細目を作ることに。また、現況についてうかがうために同館のシャオジューさん、ジョンさんと会合。




2025年6月4日水曜日

メルボルンの住まい


セントキルダという町で部屋を借りた。あまり詳しく知らないでこの町を選んだけれど、この町を選んでよかった。ビーチに面した美しい町で、中心のビジネス街からはトラムで30分ほど。いくつものトラム路線が走っていて交通の便もよく、空港と町を結ぶバス路線も通っており、空港ターミナルから40分ほどで部屋にたどりついた。カフェや劇場、スーパーなどが至る所にある割に静かで、広々とした公園や海岸をみなジョギングしたり散歩したりと、とても過ごしやすい。海岸は絵はがきのようにきれいで、埠頭にはペンギンの巣穴もあるという。


2025年5月20日火曜日

調査の初日

着いた翌日、さっそくモナシュ大学へ。受け入れ先となってくれたTrefault先生とお昼を一緒に。戦争記念のいわゆるAnzac dayの話やメルボルンの飲食の事情までいろいろと楽しくうかがえた。Trefault先生は残留日本兵の研究で博士号をとり、著書としても刊行されている。写真はメインライブラリであるMatheson libraryでAgian collectionは1階にある。



2025年5月19日月曜日

オーストラリアへ

 早朝にメルボルン着。約3ヶ月ほど過ごすことになる。まずは借りている宿泊先へ。ありがたいことに空港からのバス(Skybus)に一つが宿泊先であるSt Kildaで停車してくれるので、空港から40分ほどで滞在先へ。寒いのかと思いきやそれほどでもなく、雲一つない天気のせいか昼は初夏のようなさわやかさ。



2025年5月15日木曜日

読書傾向調査の資料集『読書調査の歴史と資料』

連休中に刊行した拙著『読書調査の歴史と資料』(樹村房)がそろそろ書店やオンラインでの購入サイトに。読書傾向調査を集めた資料、データ集で、参考図書としていろいろな人が利用しやすいよう価格もできるだけおさえた。



2025年5月11日日曜日

研究会、安積歴史博物館中学校資料調査

 安積歴史博物館の資料調査。今年から修士1年、2年それぞれ新たに調査に一人加わっての調査でした。初日は保管されていた大量の送辞や答辞の資料。単調かと思いきや戦前、戦後の変わり目の頃の資料が多く、その内容の変遷や時代色に濃さに飽きることがなかった。教師や生徒の日誌類の箱もあり、今回は本当に充実した調査でした。8月には調査の報告会を予定。




2025年4月9日水曜日

2024年度の卒業論文

研究室のウェブサイトで、昨年度の卒業論文のタイトル一覧と優秀作を公開しました。サイトの「学ぶ情報」をご覧ください。ちなみに昨年からホームページのアドレスがかわって、以下のようになっています。

和田敦彦研究室 https://a-wada.w.waseda.jp

2025年4月7日月曜日

安積歴史博物館へ

休館中の安積歴史博物館に、調査資料している資料の返却、そして受け取りにうかがう。始業式の前日で、東京は桜が満開だったがまだ郡山は開花まで今少しという感じだった。それでも穏やかな天気で資料の入れ替えはスムーズに。



2025年3月26日水曜日

卒業式

 今年の卒業式は晴れたのはよかったが3月というのに夏日という気温の高さでした。卒業生の皆さんおめでとうございます。16号館の前でゼミで集まっての集合写真。




2025年3月25日火曜日

ゼミ出身の編集者と

だいぶ以前のゼミ生で、今は成人向け漫画雑誌の編集長をつとめる平野さんと再会。出版規制のいわば最前線で仕事をしているので、教えられることが多々あった。ちなみに平野さんはゼミで卒論優秀作でホームページに掲載していたのだが、なんと名前を間違えて記していたので訂正しました。



2025年3月11日火曜日

上映会

同僚の五味渕さんがキャンパスで『蟻の兵隊』(2006年)の上映会を準備して、監督の池谷薫氏、横濱雄二氏、渡辺考氏を招いてのトークッションを企画するということだったので会場へ。映画はずいぶん前に見たが、作った側の池谷氏の話をぜひ聞きたいと思い、参加。予想にたがわず、描かれた奥村和一氏との具体的なエピソードや参加者とのやりとりはとても参考になった。



2025年3月2日日曜日

後藤静香記念館の合同調査

後藤静香記念館の合同調査。記念館ではここにしかない希望社の刊行物、関係資料を数多く所蔵をしてはいるが、高崎から車で40分ほどで、アクセスが難しいこともあって、資料を見たいという人たちを募って同館に行く調査ツアーをすることにした。参加して頂けた研究者の方々も多く、車2台を連ねての調査となった。



2025年2月16日日曜日

京都大学へ集中講義に

京都大学へ集中講義に。前回京都大学に集中講義できたのは5年前で、コロナがまさに広がり始める直前の時期だった。前と同じく清風会館に泊まった3日間の講義。大学院生たちとのやりとりは、こちらも刺激を受けることが多く、長いようでもやはり3日間はあっという間に終わってしまう。



2025年2月15日土曜日

高橋修さんの最終講義

高橋修さんの最終講義。先月は退職となる吉田司雄さんを囲む会があり、出席するつもりが当日に発熱して急遽休むことに。今日は無事に最終講義に参加。大変盛況で、たくさんの教え子たち、研究者の人達の姿も。



2025年2月2日日曜日

『リテラシー史研究』18号の刊行

今年も『リテラシー史研究』を無事刊行できた。今回で18号となる。目次は以下の通り。



西田昌之 旧制安積中学校同窓会・校友会誌における海外知の蒐集と利用 ——安積歴史博物館中学校資料の調査から——

松本泰明 旧制和歌山中学校蔵書調査について

和田敦彦 希望社関係資料の可能性 ——後藤静香記念館所蔵資料目録——

読書史料調査グループ 『泉の花』総目次

徳留琴李 西川満作品における芸旦・花娘表象

濱下知里 戦時体制下におけるラジオドラマの数量的・質的変化

須山智弘 1940年代の中京圏における雑誌と文化運動(1)  ——『あいち地方文化』(付・総目次)——


2025年1月24日金曜日

卒業論文報告会

 ゼミ3、4年生合同の恒例の卒業論文報告会。今年は3、4年合わせると50人近くになり、これまでで最多。教室がぎっしりでした。報告会の後で4年生は打ち上げのコンパ。みなさまお疲れさまでした。