18日にアジア歴史資料センターの設立10周年記念シンポジウム「アジ歴10周年の回顧と展望」が小野記念講堂で開催され出席。基調講演にドナルド・キーン氏、来賓で福田康夫氏も顔を見せていた。
アジ研は、膨大な近現代の歴史文書をデジタル化、公開してきたが、その後のパネルディスカッションは、各国の研究者にとってそれがどういった意味をもったかを体験的に意見交換しあう形になった。
この日はそのあとで明治大学の図書館へ。明治大学の図書館の副館長は、私の大学院時代の先輩で、以前から見学したいと頼んでいたのだ。特に漫画を所蔵、公開する図書館の構築をめぐる現状や課題を具体的に聞きたかったし、実際に見てみたかった。期待にたがわずすばらしい蔵書だったが、その整理や公開には様々な課題を抱えており、とても勉強になった。この後の経過も含めて、漫画図書館について追っていきたい。