今年も『リテラシー史研究』が刊行できた。今回で8号、8年目となる。今回は他大学からの投稿もあったが、もう少し研究会の参加者や執筆者が外に広がっていってほしいという思いも。
〈論文〉
大城 文美 田村西男、〈笑い〉の方法
―明治期の「鼻」言説を手がかりに
柿原 和宏 〈青髭〉という戦略(タクティクス)
―江戸川乱歩『蜘蛛男』評価の成立と変遷―
村上 智子 ロシアにおける『憂国』の受容
―「革命」のイコンとして―
茂木 謙之介 戦前戦中戦後グラフ雑誌における皇族表象
―『アサヒグラフ』の検討から―
〈資料室〉
中野 綾子 雑誌『新若人』について
―付・「学徒は如何なるものを読む可きか」
加藤 晴奈・神田 茜・鈴木 里奈・平沼 一翔・和田 敦彦
早稲田大学図書館所蔵『新若人』総目次
河内 聡子 『五十嵐日記 古書店の原風景』刊行に寄せて